終焉の大地の果て残された子らは
頼りなく小さな手を重ねて
素晴らかなる時も止める時もただ信じて
共に分かち合って行こう

人の血を越えて思い上がった愚かな羊に
神の裁きが下った
滅びゆく世界を守り続ける愛の塔には
世界の寿命が灯る

若者の村に王国の使者が訪らした
予言の示せ
張り子の少女に誉れ高き次のメシアへと
神託が降りた

塔の中に守られし祝福は
九つのメシアだけが賜う栄光
君と共に 僕らも塔へ連れ立とう
滅びゆく楽園の命、繋ぐため

祝福をこの手に心、打ち鳴らし
栄光を掴み取れ剣鳴りに
信じ合う仲間共々助け合えば
恐れるものは、何もない

最初の祝福を
命が渦巻く華やぐ波の扉へ手を伸ばす
ふと、大きな手を重ねて青年が言った
共に分かち合って行こう

メシアを惜しまけ横取られた最初の祝福
仲間達は互い合い
二つ目の扉赤き目を血染らせ
剣士は炎の宴に狂う

恵みの葉降を勝ち取って
悦びにる姉の手を振り払い
悔しげな顔で妹は安息の闇へ
行き待て進む

選ばれたのは、私なのに
一人示目は揺るがない
欲くは人を変えてしまうのか
そうは縦首を揺らう大地に捧げて
二人とは雷鳴の早し口進む

祝福をこの手に心、研ぎすまし
栄光を奪い取れ割れ先に
信じ合う仲間は、どころへ誰もが、敵
断ち切りなさい過ぎた愛を

旋風風の輪舞に踊り子が舞う
創世の姉は肩を惜しまけ
白銀の園へ
歓喜の雫は流れる間もなく凍てた

九つ目の祝福は眠れる魔熊の胎動
創世の弟はメシアを欺いて
誇らしげに笑った

信じた仲間に裏切られ
祝福は全て横取られた
止まらぬ闘志掲げながら
祈りの祭壇へ

塔の中に封じられし祝福
と言う名のメシアに課せられた贖罪
贄と共に乗り越えたメシアよ
今こそ 新しき楽園の命、繋ぎたせ

荒波に溺れ沈み業火の海を舞い
無辺な閑点に崩れる裂て
永久に明けぬ闇に狂い大地に飲まれても
君一人で、行かせはしない

裁きの雷に打たれ勝ちに裂かれて
心ごと凍らされても灼熱を這う
素晴らかなる時も止める時もただ信じて
共に分かち合って行こう

導きの火を繋げ遠遠き贄の果て
愚かなる連鎖は永久に繰り返す
信じ合った仲間達に助けられて
勝ち取った日を高く掲げて

暁の鐘が鳴く栄光の調べ
神の意を授けられたメシアは
一人静かに笑いながら
九つの愛を埋めて
祭壇に手を伸ばした

Composição: